鉛及びその化合物  0.01mg/L以下

鉛及びその化合物は、河川水では鉱山排水や工場排水等の混入によって、水道水では鉛管を使用している場合に検出されることがあります。
鉛及びその化合物は方鉛鉱、白鉛鉱を原料鉱として得られ、軟らかく加工しやすい金属なので、昔から水道管として使用されて来ました。近年、水道管における鉛の使用は水道メータの前後等一部に限られています。かつては鉛の表面に酸化被膜ができ、鉛は溶けにくいと言われていましたが、最近ではその溶出が問題視され、水道事業体ではステンレス管等に切り替える傾向にあります。
鉛は神経系の障害や、貧血、頭痛、食欲不振、鉛疝痛等の中毒症状を呈することが知られています。

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