カルシウム、マグネシウム等(硬度)  300mg/L以下

主として地質によるもので、多いと石鹸の泡立ちや味覚に影響を与えます。美味しい水は適度に含んでいることも要件となっています。硬度を多く含む水を硬水、少ない水を軟水と呼び、数値が低いと癖のない味となり、高いと好き嫌いが出ます。
※カルシウム アルカリ土壌金属の一つで、展性・延性があり、自然界には遊離状態で産出されず、炭酸塩及び珪酸塩として広く多量に存在しています。水中ではカルシウムイオン(Ca2+)として存在し、硬度の主体をなしています。その起源は地質によるものが主ですが、他にコンクリート構造物からの溶出、海水、工場排水及び温泉等の混入に由来するものがあります。原子吸光分析法により波長422.7nmの吸光度を測定する方法やカルシウム硬度による測定方法(EDTA法)等があります。
※マグネシウム アルカリ土類金属の一つで、自然界では単体としては存在せず、炭酸塩、珪酸塩、硫酸塩及び塩化物等として広く多量に存在します。水中にはマグネシウムイオンとして存在し、カルシウムイオンとともに硬度の主体をなしています。その成因は主に地質に由来しますが、鉱山排水、工場排水、海水及び温泉等の混入によることもあります。原子吸光分析法により波長285.2nmで吸光度を測定する方法や総硬度とカルシウム硬度の差から求める測定法があります。 健康障害としては、硬度が高すぎると胃腸を害して下痢を起こしたりします。

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