大腸菌群  検出されないこと

大腸菌は、人や温血動物の腸管内に存在し、糞便汚染の指標となります。
塩素消毒された水道水から検出されることはなく、人や動物の腸管内に存在し、検出された場合は病原生物に汚染されている疑いがあります。
ここでいう大腸菌(Escherichia coli)とは、特定酵素基質培地法によってβ-グルクロニダーゼ活性を有すると判定された好気性又は通性嫌気性の細菌のことをいいます。
前記しましたように、大腸菌は人や温血動物の腸管に常在し、環境中での増殖は稀な為、糞便由来でない細菌も含む大腸菌群と比べて糞便汚染の指標としてより信頼ができます。
大腸菌は、他の糞便指標細菌と比較すると自然界では生存期間が短いといわれています。
飲料水中に大腸菌が存在することは、直ちに対応が必要とされる危険な汚染である可能性を示しており、塩素消毒が完全であれば検出はされません。

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